貪欲さの取り扱い説明書。
「あの人は貪欲だね〜。」と聞くと、
「勤勉なんだな。」というイメージをもつ。
貪欲は探究心が強い。
諦めずにやり遂げるというイメージがある。
何かを達成する上では非常に素晴らしいことだと思う。
Grit(グリット)-やり抜く力という言葉が流行っているように、やり抜くことの大切さが最近では謳われている。
だが、Gritをする上で大切なことがある。
将来の方向性がない状態で固執しないことだ。
他の人がやっているのをただすごいと思って、ただ張り合って取り組む。
上手にはなるかもしれないが、自分自身方向性がわかっていない。
よりGritを極めようとがむしゃらに努力する。
そして年月が過ぎ、だいぶ固執してくる。
年老いた頃、貪欲さを追求するばかり、諦めがつかず、
未練がましくその場にいる。
「自分がこんなに頑張ったんだ!」という努力という功績にただしがみつき、
誇らしげに思う。
それは違う。
時代は変化している。
何十年も一つのことに執着するのは伝統チックでかっこよく見えるが、
その時代の塊として留まるだけだ。
何もかっこよくない。
変化する者は生き残る。
ダーウィンの進化論にもある。
方向性と安定性をもつことを見据えて変化していくことが必要だ。
将来のことを考えよう。何が生き残るのか。
その前提があってやっと、貪欲さが必要になる。
るりびたき(iOS,Androidエンジニア/元小学校教員/ピアノ/バックパッカー)
4年間小学校教員として働いていた頃、海外一人旅で毎日を必死に生きるカンボジアの子どもたちに心を打たれる。
世の中のために自分ができることはないかと模索する。
そこで、一人でも多くの人が「きっと未来は明るい」と思えるような作品を作りたいと思い、ブログを始める。
現在はエンジニアとしてiPhone・Androidのアプリ、IoTの製品を日々開発。幼い頃から弾いてきたピアノも日々練習中。
今まで訪れた国は香港・タイ・台湾・カンボジア・インド・ベトナム・ラオス。