混沌の中にある美しさ
去年の1月、インドへ行った。
1週間弱という期間だったが、
異文化に溶け込んだ感じがした。
日本にはないものを得たという感じがする。
ガイドさんによると、
インドには主な宗教の数が9個もあるそうだ。
それによって、服装もバラバラ。
ターバンを巻いている人もいれば、
顔が露出しないように隠している人もいる。
みんな自分の習わしに則って行動しているのだ。
信じるものによって、行動は変わる。
つまり何を信じるかだ。
信じるものが決まっているため、
自分の軸が定まっているんだろう。
不平不満を言い、周りのせいにしている人は少ない。
さらに気づいたことがある。
野生の動物が多いということだ。
野生のクジャク。
野生の牛。
インドには牛を殺してはいけない風習がある。
信号機の前でおすわりをしている犬。
タージマハールの敷地内にダックスフンド?
とにかく色んな生き物がいる。
多宗教の人間と多種類の野生動物。
こんなに異なった色がたくさんあると、
争いが増えるのではないか?
そう思った。
だが、
驚くことに仲良く共生している。
信号がなくたって、車が譲る。
困っている人がいたら、声をかけてあげる。
そんなルールはこの国にはない。
でも、ルールがなくたってできるのだ。
混沌の中にある美しさだった。
るりびたき(iOS,Androidエンジニア/元小学校教員/ピアノ/バックパッカー)
4年間小学校教員として働いていた頃、海外一人旅で毎日を必死に生きるカンボジアの子どもたちに心を打たれる。
世の中のために自分ができることはないかと模索する。
そこで、一人でも多くの人が「きっと未来は明るい」と思えるような作品を作りたいと思い、ブログを始める。
現在はエンジニアとしてiPhone・Androidのアプリ、IoTの製品を日々開発。幼い頃から弾いてきたピアノも日々練習中。
今まで訪れた国は香港・タイ・台湾・カンボジア・インド・ベトナム・ラオス。